こんにちは。
買い物途中にキラキラ光る青緑の虫をみつけて、その色彩に思わずパチリ。そして目的地であるスーパーの入り口には、虫とり網と虫かごが並んでいました。そういえば、もう子どもたちの大好きな虫の季節なんですね。
昆虫はお好きですか? 私は昆虫と触れあった記憶があまりないくらいの無関心派なのですが、先日手にしたじゅえき太郎さん(名前がすごい!)の虫イラストには心惹かれて無関心ではいられなくなりました。
今回はそんな無関心層をも魅了する、ほっこり系の「理科」っぽい本をいくつか紹介します。
ゆるふわ昆虫大百科
まずは、じゅえき太郎さんによる1冊。「じゅえき太郎のゆるふわ昆虫大百科」
味わいのあるイラストから目が離せません。
じゅえき太郎さんの instagram より。虫たち可愛い!!
昆虫戯画 びっくり雑学事典
こちらはじゅえき太郎さんのイラストで、本文は別の著書による昆虫もの。
昆虫好き男子は言わずもがな、わが家の小学生女子も、そして昆虫無関心派の大人をも夢中にさせてしまうおそろしい1冊。
個人的にはフタになる頭をもつ、ヒラズオオアリがツボでした。
こちらもおもしろかったです。
家の中のすごい生きもの図鑑
本文に入る前に「家の中の生きもの相関図」があって、各々の関係性が矢印で表されているのだけど、その矢印が食べる・血を吸う・噛むの3種類。はじめからすごいです。タイトルに偽りなし。
上記2冊同様のほっこり系イラスト。加えて親しみやすそうな関西弁の語り口。なのに生息地が家の中なので身近すぎてページをめくるたびに私の頬はひきつり、ほっこりというよりゾクッと背筋が冷たくなりました。暑い日の怪談がわりにどうでしょうか。

そういえば先日、外出しようと家を出たらドアに大きすぎる虫(ドアノブサイズ!)がいて震えました。自分の居住空間にいる虫はまだまだ好きになれそうにありません。
2020年7月現在、kindleunlimited の対象になっています。
まちの植物のせかい
お次は「植物」の本。まちでみられる美しい植物の接写写真がいっぱいです。吹き出しコメントに散見される、花を金平糖やレースに例える著者の感性にほっこり。
植物をみるだけじゃなくて、触って、こすって…。そういえば長いこと道端の草花に触れていないな。大人になるにつれ、好奇心と引き換えに行儀が良くなってしまっている自分に気づきました。アメリカシャクナゲにデコピンされてみたい。
著者の鈴木さんのWebサイト「まちの植物はともだち」 もおすすめです。

もしもあの動物と暮らしたら!?
子どもの頃「ももいろのきりん」という絵本が大好きだったので、きりんとの暮らしには淡い憧れがあります。これは、そんな憧れが現実のものになった時のための具体的な設備や技術が紹介された1冊。普段なかなか知り得ない動物のおもしろい生態を知ることもできます。野生動物を飼育するための覚悟や法律などもしっかり書かれているのもポイント。
動物たちの写真が、よくある図鑑の写真とは微妙に違って愛くるしいのが印象的。特に「ペンギン」と「ゴマフアザラシ」は思わずひれ伏したくなるほどの可愛さなのでご覧あれ。
2020年7月現在、kindleunlimited の対象になっています。
「ももいろのきりん」も素敵な絵本です。
最後に「野生動物と人間」を描いた子どもも楽しめる映画(DVD)を2つご紹介。
野生のエルザ
ケニアの動物保護官のアダムソン夫妻に引き取られ家族同然に育てられた子ライオン、エルザ。エルザと夫妻の実体験を描いたジョイ・アダムソンの「野生のエルザ」を映画化。
愛は霧のかなたに
ルワンダでマウンテンゴリラの調査及び保護活動をする動物学者ダイアン・フォッシーを描いたドラマ。
2つともおすすめです。
そうそう、明日(2020年7月23日:再放送8月1日)昆虫好きさんに大人気の
「香川照之の昆虫すごいぜ!」の新作が放送されるようです。

要チェック!