昨日は青空がきれいだったので午後は本をたくさん詰めたバッグとレジャーシートを携え、ビーチにでかけました。
私は「イシュタルの娘」で戦国時代の大阪城へ、わが家のホームスクーラー小学生ユエは「ゴールデンカムイ」で明治時代の北海道へ脳内タイムトリップ。読書で電気いらずのVR体験を楽しみました。:)
日本史が好きになる マンガ②| ホームスクール教材
今回は、以前書いた「日本史が好きになる マンガとドラマ」の続編②として再び日本史が好きになるマンガを紹介します。
長屋王残照記
高市皇子の長男で氷高皇女(元正天皇)の義理の弟である「長屋王」の悲劇を描いた作品。
2020年1月現在、kindleunlimited の対象になっています。本当に良いので是非ご一読を!
女帝の手記
聖武天皇と光明皇后の娘である阿倍内親王のお話
「天上の虹」からの里中満智子さんのこれらの作品のおかげで飛鳥〜奈良時代の歴史を感じ理解できるようになりました。漢字の「読み」さえむずかしく、覚えられなかった当時の人々の名前も、物語を通して知るとスラスラ出てくるのは不思議なほど。素晴らしい物語によって、それぞれの登場人物に生命が宿るかのようです。
2020年1月現在、kindleunlimited の対象になっています。
あさきゆめみし
ユエが大好きで、母の私が心配になるくらい(!)何度も繰り返し読んでいます。

人の複雑な思いが入り混じって、すごく考えさせられる。「あさきゆめみし」で当時の文化や暮らし、それに和歌に興味を持った。
イシュタルの娘
「あさきゆめみし」の作者 大和和紀さんによる、小野於通の生涯を描いた作品。
信長、秀吉、浅井三姉妹、真田兄弟に家康…と戦国時代好きにはたまらない有名人が続々登場します。
ユエは書道を習っていることもあり、於通を通じてまたひとつの戦国時代を楽しんだようです。
2020年1月31日現在、Kindle 版1~3巻が無料になっています。
天の果て地の限り
同じく「あさきゆめみし」の作者 大和和紀さんによる作品。「天上の虹」にもでてくる額田王のお話です。
応天の門
菅原道真と在原業平が事件を解決していく平安時代のお話。菅原道真の風貌がどことなく「進撃の巨人」のリヴァイ兵長に似ているのも、わが家のツボ。作中にある時代考証のコラムも歴史好きのユエには楽しいみたいです。

早く続きが読みたい。
2020年1月現在、1巻のみ、kindleunlimited の対象になっています。おもしろいですよ。
ゴールデンカムイ

「ゴールデンカムイ」って歴史の勉強になる?

歴史の勉強になるものではなくて、歴史が好きになるものをリストにしてるつもりなの。

たしかに「ゴールデンカムイ」を読むと土方歳三とか日露戦争とかアイヌ文化について知りたくなるかもね。
2020年1月現在、Amazonプライムでアニメ版「ゴールデンカムイ」シーズン1と2がみれます。コミックの14巻までのお話です。こちらもマンガ同様おすすめ。
対馬丸沈没―沖縄戦史
体験記をマンガにしてあるので、すべてがリアルに迫ってきました。いかだで漂流する場面など読んでいて辛かったです。でもエンターテイメントとしての物語ではない本物の「戦争」がそこにありました。戦争を繰り返さないためにも、体験記を語り継ぐことの重要性を感じる1冊です。
マンガで一気に読める! 日本史
絵が萌え過ぎず、古めかし過ぎず、抵抗なく話に入り込めて好ましいです。
2020年1月現在、kindleunlimited の対象になっています。
まとめ
紹介したマンガには歌人がでてくるものが多いのに、私はこれまで和歌にさほど心惹かれませんでした。
でも先日床に乾燥タピオカをこぼしてしまった時のこと。
たくさんの粉にまみれたタピオカを拾いながら封をきっちり閉めなかったことへの自己嫌悪やイライラでひどくブルーな気分でした。そんなやるせない思いを和歌にして親子で詠み合ったところ、あら不思議。ブルーな時間がすごく可笑しいひとときになったんです。
「和歌を詠む」というのは、ものごとを客観的に眺め限られた字数で的確に表現することが求められます。それにより、ある種「ものごとを達観」できる作用があるのかもしれません…。
「あさきゆめみし」や「天上の虹」を親子で読んだならば、困難な状況で和歌を詠み合うことを試してみてください。きっと笑っちゃうはず。
日本の歴史も好きになって、なおかつ困難な状況でも笑顔がつくれるようになるなんて素晴らしいですね! :)