こんにちは。ホームスクールでネット内にある教材を利用させてもらいながら文明の利器やその制作発信者の方々に感謝しまくっている、りうです。うーん、いい時代だ。
家で勉強をすることになって、最初に感激したネット上でアクセス可能な教材は教育系You Tuber葉一先生(と家では呼ばせてもらってます)の算数動画「とある男が授業をしてみた」の存在でした。ユエもわたしもネットはするけど、それほどYou Tubeを利用したことがなかったのでYou Tubeそのものについては全く詳しくありません。でも 「とある男が授業をしてみた」You Tube動画は本当に役立っているので紹介します。
「とある男が授業をしてみた」でくり下がり引き算ができた!
こちら↓がその 「とある男が授業をしてみた」 の動画リンクへの一覧ページです。
おうちゼミをやっていたある日、大きい数の引き算でつまずいたユエ。できない問題をわたしと一緒にやるとわかるのに、ひとりでやると答えが合わない。どうやらわたしの説明が理解につながらない様子。そこでネット検索でみつけた「とある男が授業をしてみた」動画をみたところ、あんなに理解に苦しんだ引き算がすんなりできるようになりました。式をきれいに書くのがポイントだと、計算を始める前にしっかりかつ優しく強調してくれるのはさすがだなと思いました。
とある男のどこがいいの?
実際に子どもに、とある男の授業のどこかそんなにいいのか聞いてみました。

1回の授業が10分程度で、集中力が保ちやすい。
学校の教科書に沿っているらしく、基礎がわかる。
葉一先生が優しい。
「わからなくても大丈夫」と言ったり、間違えやすいところを何回も説明してくれる
大雑把な説明が多いおうちゼミ動画と比べて、とにかく丁寧でわかりやすい。
親としては、You Tubeって変な広告動画が入らないか気がかりだったのですが、こちらの授業動画は途中で関係ない広告動画に邪魔されることはないので安心です(最初には入ります)。
ホームスクールで「とある男が授業をしてみた」をつづけてみて
わからなかった引き算ができるようになってから、しばらくは日課のように葉一先生動画をみていました。その頃から比べると最近は頻度が少なくなりましたが未だに現役です。「とある男が授業をしてみた」のことをいまはどう思っているか教えてもらいました。

たくさんみたけど、1つの授業がおうちゼミの動画より長いので、集中力がついた。
それに算数に興味が出てきた。
だいたいの基礎がわかってくると物足りなく感じてくる。そうすると複雑な文章問題にチャレンジしたくなるからいまは別なのもやってる。でも何か基礎的な事でわからないことがあるたびに「とある男が授業をしてみた」を見返す。葉一先生は「まだわからないの?」とか絶対言わないのでいつでも戻って来れるのがいい。
ゲーム感覚でできるものは親子で対面が楽しい
どんぐり倶楽部、おうちゼミ、補数プリントと少しづつ勉強が生活に馴染んできて「とある男が授業をしてみた」へと気持ちが向いているユエですが、その間に「算数をするなら九九だけは便利だから今覚えておくといい」と老婆心丸出しの母のアドバイスで、九九に関してはひたすら暗唱してマスターしました。
前にインドネシアの片田舎で、毎日オーダーを完璧に間違えるけれど愛想がよくて憎めないウェイターがいました。決まりごとの様に会計も毎日めちゃくちゃで手と足を使った指折り算をするもなかなか計算が合わないというのを目の当たりにして、九九と補数は覚えておく (もしくは電卓を用意する) と非常に便利というのを痛感しました。九九の勉強もいくつか動画をみたりしたのですが今ひとつ効果は感じられなかったので、わが家では時間をみては親子で暗唱したり当てっこして遊びながら一緒にやりました。完璧になるまで、1か月は九九遊びをしたと思います。
九九のように単純な暗記ものは動画相手より対面でゲーム感覚で覚えた方が楽しいようです。今のところユエにとっては、補数、九九、漢字あたり。でもこれも子どもによって好みが分かれそうですね。
家でしている 補数 と漢字 を親子で対面して学ぶ方法については、以前、記事にしたので良かったら参考にしてみてください。
カーンアカデミーの動画も良いです
そうそう、あと、大きな数のわり算が「とある男」の説明でもどうしてもわからなくて別の動画や教材を試した結果、カーンアカデミーの同じ単位の動画が役に立ちました。もし、こちらでつまずいたら、カーンアカデミーや他の方法を試してみるのは有効だと思います。これもいまのネットならではの利点ですね。

そして動画ではありませんがもうひとつ。わり算のワードでネット検索して見つけたテンメイさんという方の テンメイのRUN&BIKE ブログに「外国のわり算に学ぶ」という朝日新聞の記事について書かれたものがあったのですが興味深くて、わり算でつまづいていたユエとも一緒に感心しました。わり算の理解に役立ちました。

まとめ
教育は子どもが気に入ったプロに頼る方が素人のわたしとしては本当に気が楽だし、ユエにとっても無駄に感情的になる母にわずらわされずに質の高い学びが得られるというお互いが幸せになれる選択だと思います。わたし個人としては、わからないと泣きべそをかく子どもに、むずかしいよねと母として寄り添うことができる心の余裕が保てるのが最大の利点です。
学校では難しいであろう、子どもが自分で好みの先生を選べるというのも、教育系You Tuberと呼ばれるカテゴリーが存在する昨今ならでは。
子どもが1回の説明で理解できなくて何度繰り返してみても、説明を聞き逃した理由がなんであれ聞きたい箇所を何回巻き戻しても、動画の先生は時間も手間も惜しまず、いつでも優しく語りかけてくれる。「なんでわからないの?」なんて決して言わないのもユエは気に入っているそうです。こればかりは、わたしにはとうてい真似できません。:)